成長期の子供に役立つ栄養素

みなさん、おはようございます!

いよいよ今日から大型連休ですね!

10連休の方も、そうでない方も、素敵な連休をお過ごし下さい。ちなみに、桜川歯科医院は、4月30日、5月1日、2日は診療しておりますので、この機会に歯科検診など受けてみたい方はお気軽にご連絡くださいね。

この連休中、特に小・中・高生の運動部のみなさんは、大会などで相当なエネルギーを使いますね!

今回は『成長期の子供に役立つ栄養素』について簡単にご紹介しておりますので、参考にしていただけたらうれしいです。

成長期の特徴

成長期は、エネルギーや栄養素の必要量が増え、ビタミンやミネラルなどの栄養が欠乏しやすい時期です。

栄養素が不足すると、正常な発育に支障が出たり、感染症への抵抗力が低下します。

近年増加している、アレルギーや生活習慣病、またADHD(注意欠陥多動性障害)などに関わっているとも言われています。

コンビニ弁当や、お惣菜などの加工品は、加工の過程で、ビタミン・ミネラルが減少していることや、食品添加物の多量摂取にもなりかねません。

できるだけ、加工食品に頼ることなく『旬の食材をご家庭で調理し、家族揃ってお食事を召し上がる』ことをおすすめします。

成長期にはどんな栄養素が必要か

  • タンパク質

20種類以上のアミノ酸が鎖状につながった化合物で、身体を動かすための筋肉・骨・血液の材料となる重要な栄養素です。

タンパク質が多い食品:魚・肉・大豆製品・乳製品

  • ビタミンB群

腸内で合成されるビタミンで、糖質・脂質・タンパク質の代謝を促進し、エネルギーの産生に関わります。身体の成長や、脳、神経の発達に不可欠です。

ビタミンB群が多い食品:納豆・にんにく・レバー・落花生など

鉄は成長期に不足しがちな栄養素です。鉄不足は、貧血だけではなく、日常生活や正常な精神活動に影響する可能性があります。

鉄が多い食品:干しエビ・ひじき・赤身の魚や肉

  • カルシウム・マグネシウム・ビタミンD

ビタミンDは、太陽の光を浴びるだけで身体に合成されます。骨を作ったり、古くなった骨を壊すのに必要です。

カルシウム・マグネシウムが多い食品:干しエビ・ひじき・わかめ

ビタミンDが多い食品:きくらげ・しらす・紅鮭など

  • 亜鉛

正常な細胞分裂に必要で欠乏すると発達不全・食欲不振・味覚障害になったり、傷の治りが遅くなります。

亜鉛が多い食品:牡蠣・レバー・煮干しなど

栄養補給で気をつけたいこと

  • 過剰摂取

水溶性ビタミンの多くは、多量に服用しても尿と一緒に出て行ってしまいますが、脂溶性ビタミンであるビタミンD・A・K・Eの過剰摂取は過剰症を引き起こすため注意が必要です。

過剰摂取の症状

特に、サプリメントなどで補給している場合は注意が必要です。薬じゃないから副作用など心配ないと安心している方も少なくありません。コンビニや薬局でも手軽に手に入れることができるために、重複して服用していることがあります。

ビタミンA・・・頭痛・吐き気・むくみ・皮膚の発赤・発疹・物が二重に見えるなど

ビタミンD・・・吐き気・皮膚の乾燥・食欲不振・のどの渇き・尿量増加・筋力低下・関節痛など

ビタミンK・・・貧血・黄疸など

  • 偏食・欠食

近年は、加工食品やファストフードの利用も増加しているため、外食が多い場合は好きな物だけを選んで食べる傾向にあり、栄養バランスが極端に偏っている場合があります。

また、スマホの普及からオンラインゲームなどの影響で夜型生活となってしまったり、そもそも親である大人が朝食を食べないから作らないなどの理由で、朝食を欠食して学校へ行く子供が増えています。

朝はたくさん食べる必要はなく、何かおなかに入れることで脳と身体が目覚め体内時計を整えてくれる作用もありますので、きちんと食べる(食べさせる)習慣を身につけましょう。

  • 学校給食への過信

学校給食はバランスが良いとされていますが、調理によるビタミンやミネラルの損失に配慮されていないために、実際はビタミン・ミネラルが不足している場合があります。また、ビタミン・ミネラルだけに限らず、学校給食だけでは1日に必要な栄養素は十分に補給できません。家庭での栄養補給が必要不可欠です。

成長期は身体や脳などが発達する大切な時期ですので、しっかりと栄養を摂ることが大切です。

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