もう?おせち!!③

(もう?おせち!!②からの続きです)

さらに黒豆の甘味つけに水あめを使うとヘルシーになることに

ぴよこは気がつきました。(ピカーン☆)

砂糖が日本で広く普及する前は

主要な甘味料といえば水あめでした。

今でも水あめは和菓子で甘味料のひとつとして使われています。

ぴよこのお母さんは水あめをはさんだおせんべいが大好きです(*^_^*)

もしかして青森特有のおやつ?(ケンミンショー!)

水あめはデンプンから作られた粘液状の甘味料です。

かつては玄米を発芽させて、

玄米中の糖化酵素を利用して製造していたそうです。

それから、より効率の良い麦芽が利用されるようになり(麦芽水飴)、

現在では、デンプンにシュウ酸を加えて、

加水分解して作られているそうですよ。

水あめはブドウ糖、麦芽糖、デキストリンなどの混合物で、

主成分は麦芽糖(マルトース)なのです。(でた!マルトース)

水あめの主成分が麦芽糖(マルトース)ということは・・

黒豆の「α-グルコシダーゼ阻害作用」で

吸収されにくくなるからカロリーセーブになる!!

だから黒豆の甘味に水あめを使うとヘルシーという考えであってますよね☆

あっとっくに気づいていましたか(*^_^*)

血糖値を気にされている方は

こんなふうに成分の特徴を調べてみたりして工夫すると

応用が広がったりして面白いかもしれませんね。

美味しい黒豆の作り方を簡単に紹介しますね。

料理研究家の土井勝さんの土井式という方法です。

鍋に分量の熱湯と調味料、重曹を合わせたところに

洗った黒豆と錆びた鉄釘(酸化鉄が黒豆の色を濃くします)を入れて数時間放置し、

一旦煮立てて、煮立ったらあくを丁寧に取り、弱火でことこと煮詰め、

煮あがったら鍋のまま置いておき、ゆっくり味を含ませて出来上がりです。

黒豆の表皮に皴が生じないように、

調味料の分量をきちんと量って最初に全て入れておき、

冷たい空気に触れないよう豆が煮汁に浸った状態を保つのが大切なんだそうです。

表皮にしわが寄らないように作るのが一般的ですが、

長寿を願う意味を込めて、しわがよったものを作る地域もあるそうですよ。

ぴよこは鉄釘をいれないし、しわも気にしませんけど。(美味しければよしっ?!)

ちなみにおせち料理にはそれぞれ縁起のよいいわれがあります。

ぴよこ一押しの黒豆のいわれは「元気に働けますように」。

「まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉で、

「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。

ぴよこが次におすすめ栗きんとんのいわれは「豊かさと勝負運を願って」。

黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理です。

日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格で、

「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして尊ばれてきました。

ヤングなあなたにおすすめ(?)紅白かまぼこのいわれは「紅白は祝いの色」。

かまぼこは「日の出」を象徴するものとして、元旦にはなくてはならない料理です。

紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表しています。

あらあら黒豆が食べたくなっちゃいましたか?

お正月までぐっと我慢してくださいね。(・・・・?)

最近では歯科の分野と内科や皮膚科などの全身疾患との間に

深い関係があることがどんどん解明されています。

今回、黒豆の血糖値上昇抑制作用をお話ししましたが

これからも関連したお話しをしていくので

宜しくお願いします(*^_^*)

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