卑弥呼の食事?!

こんばんは。ピヨコです。

 

今日は、ちょっとおもしろい雑学。

歴史上の有名な人物の食事時間と噛んだ回数を、

【幻の女王・卑弥呼の食生活の秘密(東山書房)】

より引用し、時代ごとに見ていきましょう。

※その時代の食事を再現し、女子大生に試食してもらってでた結果だそうです。

 

●弥生時代 【邪馬台国の女王卑弥呼】

<メニュー>

ハマグリ(2個)、鮎の塩焼き(2匹)、コマエ(半匹)、
カワハギ(2枚)、ノビル(2個)、もろみ(少々)、
クルミ(2個)、クリ(2個)、もち米(玄米1合)

※もち米1合は蒸した強飯なので、粘り気がなくかたい。

食事時間は51分・噛んだ回数は3990回

 

けっこうおいしそう。

でも、とても固いので現代人が同じ食事をしたら、最後まで食べきれずギブアップしてしまうでしょうね。

 

 

●平安時代 【紫 式部】

<メニュー>

酒、酢、もろみ、煮物(ブリ1匹)、アワビ(半身)、
熱汁(かぶ、葉)、香の物(大根のもろみ漬け・5切)、
うるち米(半づき1合)

食事時間31分 噛んだ回数 1366回

 

 

●鎌倉時代 【源 頼朝】

<メニュー>

焼き物・イワシの丸干し(3匹)、香の物梅干し(3個)
焼き味噌(少し)、みそ汁(里芋、わかめ)、うるち米(玄米1合半)

食事時間29分 噛んだ回数 2654回

 

 

●江戸初期 【徳川 家康】

<メニュー>

蒸し物・ハマグリ(2個)、煮物(里芋2個、しいたけ、大根、ゴボウ)、
焼き物(鯛1匹)、香の物(大根の奈良漬け5切)、みそ汁(かぶ、葉)、
好物(浜納豆20粒)、半づき米と麦(1合)

食事時間22分 噛んだ回数1465回

 

 

●戦前

<メニュー>

炒め物(大豆40個、味噌)、みそ汁(にんじん、里芋、大根、ごぼう、ねぎ)
煮物(人参、大根、ごぼう、しいたけ、油揚げ)、半づきうるち米と麦(1合)

食事時間 22分  噛んだ回数 1420回

 

 

●現代

<メニュー>

コーンスープ、ハンバーグ、スパゲティ
ポテトサラダ、プリン、パン(小2個)

食事時間 11分  噛んだ回数 620回

 

 

火を使うようになってから、あぶったり焼いたりして食べるようになって食べ物が変わり、その結果噛む回数が減ってきたんですね。

結果、アゴが小さくなり、歯が狭いアゴに並びきれなくなって、出っ歯や八重歯(不正咬合)になったりするのです。

美食家で知られる徳川家康は、実際にはかなり質素な食生活だったようですが、それでもかなり軟らかい食事です。現代の食事では、アゴは鍛えられないのが一目瞭然ですね。

 

 

 

※ホームページも見てね^^

桜川歯科医院HP:

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