喫煙で肺の遺伝子変異
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「ピヨコの歯っぴぃ情報録」
喫煙で肺の遺伝子変異(読売新聞 2016年11月5日より)
世界17ヶ国が参加する“がんの国際研究組織”のプロジェクトの一環として
日英米韓の研究グループがまとめた研究の成果が
米科学誌「サイエンス」に発表されました。
研究では、喫煙と関連が深いと考えられる17種類の「がん」を選び
5243例の全遺伝情報データを解析して、
喫煙者と非喫煙者を比較しました。
結果、「肺腺、喉頭、口腔、膀胱、肝臓」などの各がんにおいて、
喫煙者の方は、喫煙と強く関連する特有の遺伝子異変の増加がみられました。
数千個の変異が蓄積されると、がんの発症につながると考えられています。
煙草を毎日20本吸った場合、1年間の変異の蓄積は、
肺で150個と最も多く、次いで喉頭97個、咽頭39個、
口腔23個、膀胱で18個、肝臓で6個と推計され、
喫煙によって引き起される遺伝子の変異が、
肺のがんに、特に大きい影響を与えているという結果になりました。
<のんびりぴよこの一口コメント>
研究結果に明確に表れていますが
煙草の煙に直接接触する部分へのダメージがとても大きいですね。
肺については、多くの方が納得する結果かと思われますが、
喉頭や咽頭、口腔などへの影響の大きさについては、
改めて、怖さを感じるものでした。
ぴよこは、寿命が長いか短いかという
「期間の長さ」に囚われるのではなく
「期間の質」を大切にしたいと考えています。
そして、そこには、
人間として「食事を楽しむ」「会話を楽しむ」という項目もあります。
煙草により、食物摂取や発声に関わる器官までも害してしまうことを
家族や友人など周囲の方と再確認したいものですね。
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