後を絶たないインフルエンザ感染|口腔ケアが効果的!
おはようございます。
季節はすでに夏直前だというのに、未だにインフルエンザ感染が後を絶たないようです。
どんなに気をつけていても罹患してしまう時もありますが、『もらわない』『うつさない』対策をすることは、周りの人たちや職場などに迷惑をかけない配慮のひとつとして、社会人として最低限の心得ですので、お互いに気をつけましょうね。
インフルエンザについて
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる感染病です。
一般の風邪をひいたなどの症状とは違い、高熱・悪寒・頭痛・筋痛・関節痛・喉の腫れといった全身症状が強いことが特徴です。
気管支炎やインフルエンザ肺炎などの合併症にも注意が必要で、重症化すると細菌性脳炎や脳症・心不全を起こすこともあり、特に小さなお子さんや高齢者などは命にかかわることもあります。
特に、糖尿病のひと、タバコを吸うひとは要注意!
糖尿病のひとは、免疫力が低下しているため、インフルエンザはじめ様々な菌に感染しやすく、悪化しやすいので注意が必要です。現時点で、糖尿病を自覚していない場合でも、肥満傾向にある方やメタボのかたは要注意です。
タバコを吸うひとは、タバコの有害成分によって気道の粘膜が日々強い刺激をうけ傷つき弱っているため、ウイルスに感染しやすくなっています。
口腔ケアの重要性
ある報告では、週1回、歯科衛生士による口腔ケア(歯磨き・舌磨き)を行った介護福祉施設のインフルエンザ発症率は、口腔ケアをしなかった施設の10分の1だったとのことです。
このことからもわかるように、日頃からきちんと口腔ケアをしているとインフルエンザウイルスの発症の予防になるのです。
なぜなら、口の中の細菌が作り出す“プロテアーゼ”という酵素が、インフルエンザウイルスの増殖を手助けするものだからです。
口の中を清潔にしておくことで、唾液中のプロテアーゼ量が減り、その結果感染・発症を抑えることにつながります。
口腔ケアは、専門的なケアとセルフケアの併用が効果的です。
まずは、歯医者さんで歯石除去などの治療をし、自分の口の中にあった歯ブラシを選び、正しいブラッシング方法を学んだうえで自宅でのセルフケアをすることです。
正しい知識は身を守ります。
ではまた次回〜!